次の日、土曜日の部活を終え帰ろうとしていたときだった。
校門の先に孝幸がいた。
女子が何人も声をかけては軽くあしらわれていた。
何で?お仕事は?
私はサッカー部の人達に絡まれながら、孝幸のもとへ向かった。
「ちょっとキャプテン!くっつかないでくださいよッ!セクハラで訴えますよ」
「ッ!?沖田まで俺を変態扱いか…
ちなつちゃんも俺のアタックに全く興味もってくんないしさぁ~。」
当たり前ですって。ちなにはタケさんがいますから。
それにちなはイケメンにしか反応しないですから…キャプテンは…ねぇ?
「キャプテン、この際ですから言いますけど、ちなは彼氏いますよ?」
この瞬間、恋するゴリラ?キャプテンは
失恋した。
「もう立ち直れない…
沖田ぁー慰めてぇ~~…(泣)」
失恋で壊れたゴリラが私を襲いかかってきた…と思ったら、
「ごめんね、他あたってくれる?
瞳は俺のもんだから…」
眩しいくらいの笑顔でゴリラの前に立つ孝幸。
「孝幸。どうしたの?お仕事は?」
思わず周りを忘れて抱きついてしまった。
「午前中で終わったから迎えにきた。
それにちょっと話したい事あったし。」
優しく微笑みながら言う孝幸。
なんだろ…話って。


