恋するgirl☆~永遠の愛~




ちなが飛び出してから、店には私とテルさんだけ。


タロウさんは向こうでお客さんと話してる。


「ちな達、ちゃんと話してるかな…」


「大丈夫だよ、きっと。」


でもテルさんってすごいなぁ…。


テルさんがくれるアドバイスは、女の気持ちも男の気持ちも、的確に判断して、解決に導いてくれる。

学校でも、生徒達から恋愛相談されてた しなぁ…


すごく優しいし、授業も苦手な人が多い倫理だけど、すごく分かりやすい教え方でみんな結構好きになってきてる。


それに、私に会うたびに笑いかけてくれるし、話しかけてもくれる。


孝幸と仲良くやってる?とか、なんかあったらいいなよ?とか。


―――ツンツン*


「ふぇ!?」


びっくりした…テルさんが私のほっぺをつついた。


「どしたぁ?ぼーっとして。瞳ちゃんもお悩み中~?」


テルさんの声は、すごく甘い声…なんて言うか嫌みじゃない感じで。


私はテルさんの声を聞くとホッとする…


変な意味じゃなくて…好きな声。


ほわーんとした雰囲気も好き。


こんな事言ったら孝幸が怒っちゃうね!


でも何故か、テルさんといると…孝幸とは違う、安心感がある。


恋愛感情とかは全くないんだけどね。


「悩みなんかないですよ~。なんか、テルさんって優しいなぁ~と思って。お兄ちゃんみたい。まっ、私一人っ子なんで兄妹とかわかんないですけどね?」


私がそう言うと、一瞬テルさんは何ともいえない、悲しいような、困ったような顔をしたけど、すぐいつもの笑顔。


…?


嫌だったかな?お兄ちゃんとかなんとか言ったから…


「へへぇ~♪嬉しいなぁ~。こんな可愛い妹がいたら♪てか、あんまり優しいと孝幸が怒っちゃうかな?はははっ♪」


気のせいかな?


「おっと、もう帰んないと、仕事だ。」


そう言って席をたった。


私も帰んないと…いくら一人だからって遅く帰ったらダメだよね。


「私も帰ろっと。タロウさん、ごちそうさまでした♪おやすみなさ~い」


私とテルさんはお店をでた。