部活が終わって、私と香織先輩は部室のそうじ。
「香織先輩、なんで響先輩の事、キョウちゃんなんですか?」
「あ~、昔からずっとそう呼んでるから。…私とキョウちゃんは幼なじみなんだ。」
そういった香織先輩の顔が、
ちょっと寂しそう…
もしかして、香織先輩…響先輩の事…
「瞳ちゃんは、彼氏いるの?」
「…はい。一応。」
「うちの学校の人?…あっ、あの角くんって子?」
「大チャンですか?大チャンは幼なじみですよぉ~、私の彼は…学生じゃないんです。
…社会人です。」
香織先輩は少し驚いたけど、
「そうなんだ…。
また、恋バナしようね。」
香織先輩はそういうと、“お先ね”と言って帰っていった。
香織先輩、きっと響先輩が好き…
もしそうだったら、香織先輩も今、すごくつらいんだろうな…
だって、自分の好きな人が他の子と付き合ってるんだもんね…。
真子、どうなってるんだろ…


