真子からさっきまでの経緯を聞いた。
「あの響先輩がねぇ…真子を…」
「にしても、爽やかでいいよねぇ~♪
響先輩~♪」
今まで話を聞いていたタロウさんが、
「諦めない…ねぇ~、真子ちゃんも大変ねぇ。告白されても、気持ちは変わらないの?」
「…変わりません。でも、少し…
この人を好きになったら、矢吹さんの事は、ただの憧れだったって思って、諦められるのかな…って…思ったり。」
真子…そうだよね。凉さんの事、好きでいるって決めたけど…本当はつらいよね。
大人な凉さんが、きっと自分の事を好きとかそういう感情で見てくれない…
真子は初めての恋で、どうしていいかわからないんだよね…。
私だってそうだったもん。
でもね…真子。
好きになるのにあまり時間がかからなくても、嫌いになるって…諦める事って、すごく②難しいんだ…。
それに今よりも、もっとツラい。
「真子、真子が今、凉さんの事を想っててツラいんだったら、響先輩と向き合ってみてもいいと思うよ?」
ちなが真剣な顔をしてる。
「どういう事?」
「ん、つまり、響先輩と付き合ってみたらって事。もちろん、本格的にじゃなくてさ、…そしたら、分かるかもよ?
真子がどうしたいか…本当の気持ち。」
ちなの事、ちょっと見直したかも。
すると、タロウさんが
「いい考えかもねぇ‥、ちょっと距離を開けて考えてみるのも。ほら、明日から夏休みなんだからいい機会じゃない♪」
「恋って、難しいんですね…。」
明日からの夏休み、どんなことが待ってるのでしょう。


