これは、愛しかない



「やっ…ふーく、だめっ……」


太ももの内側をつーっとなぞられて、恥ずかしくなってきた。

さっきまで反応が薄かったのに、突然甘くなって、一体どうしたのだろう。


「ほら、イタズラしねーの?」

「す、するって、どうやって……」


ふと、自分の左手に持っている手錠に目がいく。


「…っ、か、彼女の太ももを触ったというセクハラでタイホだーっ!!」


ガチャリ、おもちゃの手錠をふーくんの両手首にしっかりと掛けてやった。

頬を紅潮させた状態で、勝ち誇ったような笑みを向けると、ふーくんは、「わーっ、つかまったー」と、全く感情のこもっていない声を出す。


「めっちゃ棒読み!!」

「こわーい」


やる気は、あるのだろうか。

今から私にいたずらをされるというのに、余裕綽々な態度が、何だか気に食わない。