これは、愛しかない


しゅんとする私に満更でもなさそうな表情で、スカート辺りに視線を移す。


「……まお、スカート短くね?」

「…あっ、うん。だってふーくん、太ももとか、足とか…好き、でしょ…?」

「…まあ、好きだけど」


否定しないんかいっ。

心の中でそうツッコむと、ふーくんの手が私の太もも付近に触れて、思わず「ひょわっ…!?」と色気のない声を出してしまう。


「ふ、ふーくっ…きゅうにさわらないでよ…!……ってゆーか、手冷たっ!!」

「しょうがねーじゃん。俺、冷え性だから」


するり、とスカートの中に冷んやりとした手が入り込んできて、反射的に肩が飛び跳ねた。


「ふーく…」

「あっ、そういえば俺、お菓子持ってねーわ」


つり目がちな瞳が細められ、ニンマリと口角を上げるふーくんは、耳元に顔を近づけてきて、低い声で、甘く囁いた。



「イタズラ、していいよ」



ふーくんの吐息がかかって、くすぐったい。