次の日から毎朝、駅で彼女を待ち、一緒に登校した。

休み時間は2年3組の教室に立ち寄った。

昼休みは食堂に連れて行き、一緒にランチを取った。

意外にも彼女はカレーが大好物だった。

一日おきに食べていた。

学校が終わると、部活をしていない彼女を職員用の下駄箱まで見送った。

本当は駅まで見送りたかったけど、生徒会の集まりが毎日のようにあったので難しかった。

でも、生徒会の集まりがない日は駅まで一緒に帰った。

「何か困った事があったら電話をしてきて。直ぐに駆けつけるから。遠慮はしない事。私を信じてくれるなら隠し事はしない事!」

彼女には、いつもそう言い聞かせた。