そうだ、コイツがいけないんだ。

コイツがいなければ私はいじめにあうことはなかった。

生徒会長が怪我をする事もなかった。

全てはコイツのせいだ。

コイツなんていなくなればいいんだ。

私は思い切りバットを振り上げた。

「あぁぁぁぁ〜」

そして力いっぱい白い布に向けてバットを振り下ろした。

ドゴッ!

鈍い音がした。

「ヴゥゥゥゥ…」

二階堂さんは痛みでのたうち回っていた。