「結月君って、女モノの服は縫えるの?」
「え、女モノ…?…縫ったことはないですけど…どうでしょう?」
そっか。結月君は自分の洋服を縫うだけだから、女モノの服は縫ったことないのか。
…でも。
男モノの服より、女モノの服の方が簡単だ、って聞いたことある。
都市伝説かもしれないけど。
だったら、ちょっと無茶振りしてみても良いかも?
「じゃ、今度私の服も作ってくれない?」
「えっ…。星ちゃんさんの服…ですか?」
「うん」
彼氏の作ってくれた服を着る…って。
何だかわくわくしない?
滅多にいないよ、そんなことしてもらえる彼女。
「で、でも…僕、星ちゃんさんの服のサイズ知らないです」
作る気満々じゃないの。
女モノの服なんて作れないです、じゃないのね。
「大体Mサイズだよ」
「あ、アバウトな注文ですね…」
「ブラウスでも、スカートでも、何でも任せるから!」
「うーん…?…せめて、好きな色聞いても良いですか?」
やっぱり作ってくれる気満々なんだ。
優しい。
「好きな色かー。やっぱり青系かな」
と、言っては見たものの。
でも、和装の生地だと、赤系統のものの方が多いのかな?
「分かりました、青ですね…。…うーん…」
悩んでる悩んでる。
「そんな難しく考えなくて良いんだって〜。結月君のセンスに任せるよ」
「そ、そうは言いますけど…。そういう注文が一番難しいんですよ」
何でも良いが困る、って言うもんね。
「大丈夫大丈夫。何でも文句言わずに着るから。ね、ね、お願い」
「わ、分かりました…。善処します…」
「うんうん。楽しみに待ってるね」
結月君の、困ったような戸惑ったような、その表情が可愛らしかった。
「え、女モノ…?…縫ったことはないですけど…どうでしょう?」
そっか。結月君は自分の洋服を縫うだけだから、女モノの服は縫ったことないのか。
…でも。
男モノの服より、女モノの服の方が簡単だ、って聞いたことある。
都市伝説かもしれないけど。
だったら、ちょっと無茶振りしてみても良いかも?
「じゃ、今度私の服も作ってくれない?」
「えっ…。星ちゃんさんの服…ですか?」
「うん」
彼氏の作ってくれた服を着る…って。
何だかわくわくしない?
滅多にいないよ、そんなことしてもらえる彼女。
「で、でも…僕、星ちゃんさんの服のサイズ知らないです」
作る気満々じゃないの。
女モノの服なんて作れないです、じゃないのね。
「大体Mサイズだよ」
「あ、アバウトな注文ですね…」
「ブラウスでも、スカートでも、何でも任せるから!」
「うーん…?…せめて、好きな色聞いても良いですか?」
やっぱり作ってくれる気満々なんだ。
優しい。
「好きな色かー。やっぱり青系かな」
と、言っては見たものの。
でも、和装の生地だと、赤系統のものの方が多いのかな?
「分かりました、青ですね…。…うーん…」
悩んでる悩んでる。
「そんな難しく考えなくて良いんだって〜。結月君のセンスに任せるよ」
「そ、そうは言いますけど…。そういう注文が一番難しいんですよ」
何でも良いが困る、って言うもんね。
「大丈夫大丈夫。何でも文句言わずに着るから。ね、ね、お願い」
「わ、分かりました…。善処します…」
「うんうん。楽しみに待ってるね」
結月君の、困ったような戸惑ったような、その表情が可愛らしかった。


