星と月と恋の話

朝ご飯は、バナナ一本とヨーグルト。そして青汁。

お昼ご飯はこの通り、山盛りのキャベツの千切り(ドレッシング無し)。あとは水筒に入れたごぼう茶。

晩ご飯は、小盛りにした白米と、おかずをちょこっと。おかわりはなし。

そして、果物以外のデザートはなし。

これぞ、私の完璧なダイエットメニュー。

痩せること間違いなしよ。

正直、朝の青汁は心が折れそうだし。

何なら、ドレッシングをかけてないキャベツの千切りも、心が折れそう。

そして何より辛いのは、コンビニスイーツどころか、スイーツと名のつくものを食べられないこと。

これが一番、心が折れそうになるわ。

でも、我慢してみせるわよ。

「そ、それはさすがに…。…やり過ぎなのでは…?」

「これまでが食べ過ぎだったんだから、これくらいで丁度良いのよ」

これまで暴飲暴食してきた分、今ようやく差し引きゼロになったところよ。

「あとは、放課後の部活に真面目に出るわ」

「これまでは真面目じゃなかったんですか…。…そういえば星さん、一応運動部所属なんですよね」

「そうよ」

大した活動はしてないけど、今日からは真面目に参加するわ。

まずは、走り込みから始めましょう。

走ってりゃ痩せるわ。多分。

適切な食事。そして運動。

これだけ揃えば、痩せること間違いなし。

「そんな無理しなくても…」

「無理じゃないわ。私だって、やれば出来るんだってことを見せてあげるから」

「…」

私は、そう宣言して。

青虫の気分になりながら、素材の味がする千切りキャベツを掻き込んだのだった。

ドレッシングも塩もマヨネーズもかけてないただの千切りキャベツは、正直あんまり美味しくなかったけど。

これも、ダイエットには必要だから。

我慢して食べるわ。うさぎになったつもりでね。