こういうところが、本当に卑怯だと思う。
本当に結月君からの連絡が欲しいなら、こちらから声をかければ良い。
こちらから結月君に連絡をすれば良い。
そうしたら、何かしらのリアクションがあるかもしれないのに。
それをする勇気が、私にはないのだ。
拒絶されることが怖くて出来ない。
そもそも彼は、まだ私のメールアドレスを登録しているだろうか?
今頃、すっかり消去してしまっているのでは?
あるいは、着信拒否されているかもしれない。
そうされても文句は言えない。
ましてや、結月君から連絡してくれるなんて有り得ない。
今更、何を連絡するようなことがあるのだ。
結月君にとって私は、目も合わせたくないほど憎い女に違いない…。
それなのに、私は未だに未練を断ち切れずにいた。
自分でも、何をこんなに引き摺っているのか分からない。
ただ、私の中にある思いは一つだけ。
「…私、結月君に謝ってない…」
ベッドの上で転がったまま、私はそう呟いた。
あんな酷いことをして。三ヶ月間、ずっと騙し続けて。
それなのに私は、彼にちゃんと謝ってない。
それが心残りだった。
自分がどれほど酷いことをしてしまったか、嫌と言うほど思い知らされた。
その上で私は、彼にまだ謝っていない。
勿論、結月君は謝罪なんて望んでいないだろう。
謝ったところで、許してもらえることじゃないのも分かってる。
だけど、謝りたかった。
謝りたい。謝って、そして…ちゃんと結月君に私の気持ちを…。
自分でも整理のつかない、名前の分からないこの気持ちを、どうしても結月君に伝えたかった。
それがとてもズルいことだと分かっていても…。
「会って…話したいよ…」
何度もメールを作成しようと思って、新規作成画面を開くのに、言葉が思いつかない。
なんて切り出したら良いのか分からない。
どんな返信が返ってくるかと思うと、怖い。
返信が来なかったとしても、それはそれで怖い。
それで結局、何も出来ずにいて。
そんな状況がずっと続いていることもまた、怖くて堪らないのだ。
だから、都合良く結月君の方から声をかけてくれないものかと、一日中、来るはずのないメールを待ち続けている。
スマートフォンが鳴る度に、心臓が跳ね上がる。
だけど、私のスマホに届くメールは、定期購入している通販サイトのお知らせだったり。
スマホショップからのメッセージだったり。
結月君からのメールなんて、一通も届かなかった。
本当に結月君からの連絡が欲しいなら、こちらから声をかければ良い。
こちらから結月君に連絡をすれば良い。
そうしたら、何かしらのリアクションがあるかもしれないのに。
それをする勇気が、私にはないのだ。
拒絶されることが怖くて出来ない。
そもそも彼は、まだ私のメールアドレスを登録しているだろうか?
今頃、すっかり消去してしまっているのでは?
あるいは、着信拒否されているかもしれない。
そうされても文句は言えない。
ましてや、結月君から連絡してくれるなんて有り得ない。
今更、何を連絡するようなことがあるのだ。
結月君にとって私は、目も合わせたくないほど憎い女に違いない…。
それなのに、私は未だに未練を断ち切れずにいた。
自分でも、何をこんなに引き摺っているのか分からない。
ただ、私の中にある思いは一つだけ。
「…私、結月君に謝ってない…」
ベッドの上で転がったまま、私はそう呟いた。
あんな酷いことをして。三ヶ月間、ずっと騙し続けて。
それなのに私は、彼にちゃんと謝ってない。
それが心残りだった。
自分がどれほど酷いことをしてしまったか、嫌と言うほど思い知らされた。
その上で私は、彼にまだ謝っていない。
勿論、結月君は謝罪なんて望んでいないだろう。
謝ったところで、許してもらえることじゃないのも分かってる。
だけど、謝りたかった。
謝りたい。謝って、そして…ちゃんと結月君に私の気持ちを…。
自分でも整理のつかない、名前の分からないこの気持ちを、どうしても結月君に伝えたかった。
それがとてもズルいことだと分かっていても…。
「会って…話したいよ…」
何度もメールを作成しようと思って、新規作成画面を開くのに、言葉が思いつかない。
なんて切り出したら良いのか分からない。
どんな返信が返ってくるかと思うと、怖い。
返信が来なかったとしても、それはそれで怖い。
それで結局、何も出来ずにいて。
そんな状況がずっと続いていることもまた、怖くて堪らないのだ。
だから、都合良く結月君の方から声をかけてくれないものかと、一日中、来るはずのないメールを待ち続けている。
スマートフォンが鳴る度に、心臓が跳ね上がる。
だけど、私のスマホに届くメールは、定期購入している通販サイトのお知らせだったり。
スマホショップからのメッセージだったり。
結月君からのメールなんて、一通も届かなかった。


