星と月と恋の話

…結果。

私は無事、ハンバーグ担当と、買い物係担当を引き受けることになった。

うん、分かってた。

そうなると思ってた。

運命の女神様、ちょっとお遊びが過ぎるんじゃないの?

ちなみに、他の担当は。

「おっ、ラッキー。俺チーズケーキだ」

正樹が炊飯器チーズケーキ係。

「俺はポテトサラダだ」

隆盛はポテトサラダ係。
 
「私は豚汁係」

真菜は豚汁係。

「私も…ポテトサラダだわ」

海咲もポテトサラダ係。

こう決まった。

「結局、海咲はポテトサラダ係に落ち着いたわね」

作るのが大変なメニューには、二人がかりで作れるよう配分している。

そして、私がハンバーグ係で…。

あれ?確かハンバーグ係って、二人がかりで作ることになってたよね?

じゃあ、残るもう一人が、私と一緒にハンバーグを作ることになっ、

「…結月君じゃ〜んっ!」

「うわっ…」

私は、思わず感嘆の声をあげてしまった。

やったぁ。

運命の女神様も、なかなか粋なことをするじゃない。

ズドンと突き落としたかのように見えて、ちゃんと救ってくれていた。

まさか、私のペアが結月君なんて。

え?また?って気がしなくもないけど。

今回ばかりは大歓迎。

シェフを味方につけてしまえば、怖いものは何もない。

これで、ハンバーグは絶対失敗することはないわね。

あ、勿論結月君に丸投げするつもりはないよ?

ちゃんと手伝う。

でも、主導は結月君ってことで…良いよね?

それくらいは、許されて良いよね?

「結月君もハンバーグ係なんだよね?」

「は、はい」

「私も!宜しく〜。一緒に美味しいハンバーグ作ろうね」

結月君と一緒なら、百人力だ。

買い物係まで引き当ててしまったのは、やり過ぎだけど。

結月君がパートナーなら、これで差し引きゼロってことで。

俄然、何とかなりそうな気がしてきた。