必ず、まもると決めたから。


遥は私が彼女を励まそうとしていることを察したらしく、黙ってついてきてくれた。

その目は悲しそうで、遥にしては珍しく無表情だった。


サッカーをしている男子生徒の横を通り過ぎて、校庭の隅のベンチに座る。


遥も私に寄りかかるようにして座った。


ジャケットのポケットから携帯を取り出した私を見て、彼女は力なく言った。


「今、面白そうな動画とか?元気が出る歌とか、聞いても無理そうな気がする…」


「そっか」


どっちも違うけどね。

遥の気持ちを確認する前に、まずは事実確認。
今は写真の加工だって簡単にできる時代だ。


携帯のアドレス帳を開いて、初めてその人に電話をかけた。