必ず、まもると決めたから。


そしてお昼休み。

未だ落ち着かない心と共に屋上へと向かった。

遥から冷やかしの言葉が降り注いだが、既にパンクした頭では何も考えられなかった。


「ようこそ、天体研究部へ!」


太陽が照る屋上に辿り着いた私たちは、新谷くんの歓迎の言葉に迎えられた。


意外にもそこには壁に寄りかかりながらおにぎりを食べる田中くんと、寝転がり青空を見つめる大悟がいた。


「2人とも突然、ごめんね。君たちと大悟に天体研究部に入学してもらいたいと思って。まだ人数が少ないというか、俺と桜誠しか部員がいないから正式な部活ではないし、顧問もいないけどね。天体研究部は屋上使い放題だから、どう?」


屋上の鍵らしきものがついた紐をくるくると回しながら、新谷くんは言う。


「まぁ考えておいてね。それで今日は、仲直り会。みんな思うところはあるけど、一緒に飯でも食いながら互いのことを知ろうっていうコンセプトです!ここに座って」


新谷くんが手を叩いて盛り上げようとするが、田中くんも大悟も無反応だった。


大きなレジャーシートが敷かれた場所に腰を下ろした私と遥は広げられた手作りお弁当に目を奪われる。


「多めに作ったから、2人も食べてね。大悟も、ほら!」


おにぎりや、サンドイッチ、彩どりのおかずが詰められた重箱2段はとても豪華だ。


「私、お母さんのお弁当もあるけど、こっちも食べたい!」

「どうぞどうぞ」


遥は遠慮なく持っていた箸でエビフライを掴んだ。


「美味しッ」


料理ができるとは聞いていたが、想像を遥かに超える腕前だった。どうやら新谷くんに不得意なことはないようで、むしろ女子より女子力が高い。普通に負けるよ…。