密着した身体から彼の鼓動が、聞こえる。 一定のリズムで刻まれるそれは、私のものと同じくらい速かった。 「桜誠くんが、大好き」 やっと、呼べた大好きな名前。 抱きしめる力が強まり、応えるような私も彼の背中に手を回した。 2人の出逢いは、満月の夜。 そう、あれは今から3年前のことーー。