必ず、まもると決めたから。


「それじゃぁね、また明日!学校でね」

新谷くんは手を振った。大悟もちらりと私を見る。


「また明日!」


2人の姿が見えなくなるまで見送り、俯き加減の田中くんを振り返る。


いつの間にか花火の音は消えていた。



「俺の勘違いで、せっかくの花火を台無しにしてごめん」


「ううん、私こそ説明もなく大悟について行ってごめんね。大悟のことだから理由があると思ったんだけど、心配してくれたよね」


「いつの間にか、永井と親しくなったんだな」


「最近、少しだけね」


「俺はもうずっと大悟のことを勘違いしてた。修学旅行で行った静岡で、クラスメートが大悟に叩かれ助けに入ったその日から、大悟を一方的に悪だと決めつけてた。よく知りもせずに最低だな…」


田中くんだけが悪いわけじゃない。大悟の赤髪や色付き眼鏡、そしてなにより日々の言動が彼の印象を悪くしているのだ。


「…田中くんは、いつも誰かを助けてるね」


今日も、助けてくれた。
正義感が強い田中くんをカッコいいと思うし、そんな彼が好きだ。