必ず、まもると決めたから。


「新谷くん?」

「危ないから、離れていよう」

「なんで此処に…」

新谷くんは私の肩を押して2人から少し離れた場所に移動した。



「そっか、テメェが田中か!あははははは」


高らかに笑う大悟の声がして、新谷くんから視線を移す。


「まさか同じ学校だったとはな!そっか、テメェが…こそこそ隠れやがって!」


「分かったなら、おまえが俺に勝てないことも知ってるだろ」


「そんなの、やってみないと分からないだろッ!!」


危ないっ!

再び大悟が拳を繰り出すが、すれすれのところで田中くんが交わした。


粘り強く大悟は何度も田中くんを目掛けて拳を振るうが、素早く交わし彼には当たらなかった。


「遅いんだよ、諦めろ」


反対に、田中くんの拳は彼の右頬にヒットし、
どう見ても田中くんのほうが優勢だった。

髪を掻き上げて田中くんは言う。



「おまえが学校でどう暴れようと俺には関係ない。でも青山には手を出すな。約束するまで、俺はおまえを殴り続ける」


なっ…。

宣言通り、田中くんの拳は大悟の腹を殴りつけ、大悟は地面に倒れた。


それでも大悟は立ち上がる。

何度も何度も何度も立ち上がるけれど、田中くんの攻撃によって再び地面にひれ伏すことの繰り返しだった。