必ず、まもると決めたから。


それでも美山高校への合格が決まった時は本当に嬉しかったんだよ。

田中 桜誠と同じ高校に行けることが、とても嬉しかったんだ。

あなたにこの気持ちは届かないし、伝える気持ちはないけれど。


「チョコレートパフェでも食べる?」

「食べる」


同じクラスになれて、こうして話ができている。中学校の頃の私は、まさにこの瞬間を夢見て受験勉強と戦っていたのだ。

あの頃の私と同じくらい、今の私は頑張れているのだろうか。


「努力が足りないって自分でも分かってるんだ。付き合わせてごめんね?でも頑張るから」


「青山はもう十分、頑張ってるんじゃないの。すぐに結果が出てないだけで、続ければ必ず報われるよ」


「……そういうものかな」


「ああ。俺が先生なんだから、当然」


「…そうだよね。夏休み明けも、冬も、来年も、また一緒に勉強してくれる?」


クラスメートとして同じ時間を共有できたら、それが私の一番のモチベーションだ。

田中くんの表情は読めなかったけれど、チョコレートパフェの写真を眺めながら彼は言った。


「卒業後も、ずっと教えてやるよ」

「……」

「俺はおまえが美山高校に入学してくれて、心から良かったと思ってる」


そう私の思考回路を停止させるには十分な言葉を発した彼は平然と、定員を呼んでパフェを注文した。