食べ終わった後は来週に迫る定期テストに向けて、試験範囲をおさらいした。
田中くんは根気よく丁寧に教えてくれて、新谷くんは自分の勘はよく当たるからと、テストに出題されそうな箇所に付箋をつけてくれた。
「授業についていけてなくて、本当に助かる…」
「溜める前に言えよ、いつでも教えるから」
「ありがとう」
すぐに飽きた新谷くんは携帯でゲームをし始めたけれど、田中くんは隣りの席に移ってひとつひとつ順を追って教えてくれた。
3時間くらいそうしていただろうか。
「印つけた単語はテストまでに全て暗記して」
「はい!」
英語のテスト範囲を全て終えた頃、新谷くんが3人分のソフトクリームを買って来てくれた。
「はい、働かせた脳を糖分で補って」
「いいの?」
「どうぞどうぞ」
チョコレートとバニラがミックスされたソフトクリームを受け取る。まだ7月が始まったばかりだが既に蒸し暑く、冷たいものを食べる頻度も多くなってきた。


