必ず、まもると決めたから。


真実か気にはなるが勉強会を断ってしまった身としては聞きにくい。それに聞いたところでもし事実だとしても阻止できないのだから、知らない方がいいのかも。


「私、絶対に映画見に行かないよ」


プリンの横に添えられたさくらんぼを食べながら、愛ちゃんの載っているページを速やかに飛ばしていく。


「私は気になるなぁ。愛ちゃんの恋人役は誰なのかなとか」


「そんな呑気なこと言ってないの。千咲のライバルなんだから」


「ライバルって言っても、敵う相手じゃないでしょ?」


可愛さや、美人さ、スタイルの良さといったカテゴリーでは惨敗だ。かといって他に彼女より秀でているものを持ち合わせてはいない。


「弱気になってる場合じゃないよ!愛ちゃんは自分の売り込み方とか、アピールの仕方が職業柄、上手いんだからさ。千咲も作戦立てないと!」


私のお皿に乗っていたさくらんぼに手を伸ばして、ちょうだいも言わずに遥の口の中に消えた。


「私の…」

「よし!服買いに行こう!次のデート用に!」

「デートって?」

「いいから、早く行くよ!」


急に気合いが入った遥はそう言ってレジカウンターにひとり行ってしまった。

慌ててプリンを頬張る。
服って…そんなにお金持ってないんですけど!