デザートにプリンアラモードを頼み、店内に置かれていたファッション雑誌を眺める。
「大人っぽい服欲しいんだよね。買いに行くの付き合ってよ」
「いいけど、大学生の彼のため?」
「そ、今度遊びに行く約束したからさ…あ、愛ちゃん」
ページをめくると"小悪魔コーデ"特集になり、様々な服を着こなす愛ちゃんが載っていた。
小悪魔という設定のためか、可愛らしくおねだりする姿や、口を尖らせて首を傾げるポーズをしていて文句なしにどの洋服も着こなしていた。
「やっぱ、女子から見ても可愛いよね。悔しいけど」
「今度ね…愛ちゃん、田中くんと勉強会するんだって。田中くんのことが気になってるみたい」
「田中くんに?」
新谷くんから乗り換えたと言ったら聞こえは悪いが、随分と早い心変わりだと思う。女子力では圧倒的に敵わない私からすると、一時の気の迷いで終わって欲しいと願ってしまう。
「勉強会のこと、田中くんがそう言ったの?」
「ううん、愛ちゃんから聞いたよ」
「…少なくとも、田中くんが愛ちゃんに興味があるように見えないよ。帰りだって、新谷くんのために愛ちゃんを助けったって言ってたし。勉強会も本当か分からないよ?田中くんに確認してみなよ」


