必ず、まもると決めたから。


まぁ新谷くんレベルの男子が見えてる世界は凡人とは違う。

女の子なんて放っておいても数えきれないくらい寄ってくるしね…。


「愛ちゃん、嫌がらせ受けてたよ?なんで助けなかったの?」


「唐突に痛いところ突くね…」


「可哀想だったよ」


「俺が出て行ったら、愛ちゃんが特別みたいじゃない?かばったりしたら余計にヒートアップさせそうだから、見て見ぬフリしちゃった」


新谷くんの言うことも一理ある。

新谷くんが関わらないことで、彼にとって愛ちゃんはただの遊びだったことで落ち着いたのだから。


「そっか、新谷くんなりに愛ちゃんのこと考えてたんだね」


「なに、俺のこと好きになりそうだって?」


「まさか、全然」


「傷つくわー」


新谷くんと笑い合っていると、窓を打ちつける雨の音は聞こえなかった。