数日休んだ体は調子がよかった。

久しぶりの仕事にかなり神経を使って疲れたけれど、早く帰ろうという一心で耐えられた。

修平の姿を探してふと車の窓からビルの方を見る。


少しして、修平がビルから出て来た。

私は視線を外し、前を見る。
じっと修平を見ていると知られたらいやだ。

もうすぐ来るだろうか。
意識してしまって視線の置き所に困る。

でも・・・・なかなか修平は来ない。