結ばれない二人

新しい涙が流れる前に私は、熱いシャワーを頭から浴びた。



せめてもの償いに、ぐっすりと眠っている修平に毛布を掛けてから、キッチンで食事を作り始める。

修平が好きなものを知っている私。
何かのお礼に食事を作ることはよくあった。

「朱莉」
少しかすれた声で名前を呼ばれ振り向く。
「おはよう」
何もなかったように繕いながら修平の方を見る。

私の表情を探るような目で見て来る修平。
「おはよう」
余裕がない様子で私に近づく修平。