体調が回復した朱莉。

ずっと一緒にいる理由があった、3日間は不謹慎だけど、心満たされた。

他愛もない会話をしたり、ただ隣に居るだけで幸せな温かな気持ちになれる。

気を緩めたら、あの日言えずに、ずっと心に秘めたままの言葉を口にしてしまいそうになるほど、心満たされる。

『好きだ。愛してる。ずっとそばにいたい。』

「行ってきます」
手を振ると振り返す朱莉。

ずっと一緒にいたからだろうか。少しでも離れる事実が寂しさを今まで以上に実感してしまう。

離れがたくて朱莉のすぐ後ろを歩く俺。