結ばれない二人

「朱莉っ!!」
どうやってマンションに帰ったかよくわからない。
ぼーっとしていたら、いつの間にかマンションの前に居て、そこには修平が立っていた。

私の方に駆け寄ってくる修平の切羽詰まった顔。

「どこ行ってたんだ!心配しただろう。電話も何回したか。」
一息に言う修平。
でも私はどんなに強い言葉で非難されようとも、修平の言葉は耳に入ってこない。

ただ・・・
私を見つめる修平の表情はいつだってこんな風に、切羽詰ま多ような顔ばかり。

そっと修平の頬に手を伸ばす。

私よりも背が高い修平。
伸ばした私の手は修平の頬にやっと触れられる高さ。