「なるほどね…それは確かに、つらかったよね」

そうは言ったものの、この場合、彼が100%悪いとは言えないかな…とも思った。

彼の言っていることはキツいものの、あながち間違いでもないし、ゴミのように捨てられたわけでもなければ、ルックスが原因でフラれた訳でもないだろう。

ローティーンにして、青春のすべてが恋愛になってしまっては、中身がスカスカな女の子と言われても仕方ないかもしれない。

もちろん、恋することも青春の大きな要素のひとつだとしても、それだけになるのは、違うだろう。

しかし、若さが馬鹿さだとしたら、これからいくらでも軌道修正出来る。

今、ここで彼の言い分を正当化するのは、やり方としては違うと思うので、私は、まだ一度も話したことのないことをリナに打ち明けることにした。