下校中、私は勇気を出した。

「ねえ、土曜日は私の誕生日だから、で、デートしてくれない、、かな?
初めてのことしてみたいと思って。
ど、どうかな?だ、だめ、、、?」

なんて返されるのだろう。
断られるかもしれないと怖くなったその時、

「いいよ。優陽(ゆうひ)にとって最高の誕生日にしてやる。
デートプランは俺が組んどくから。」

!!

「ほ、ほんとうに!?
ありがとう!楽しみにしてるねっ。」

う、嬉しすぎる。土曜日が楽しみすぎて眠れなくなるかもしれない。
あはは、われながら単純だなあ。



きっと、今年は人生で一番素敵な誕生日になる。
そんな予感がした。