君の心が聞こえる。



「片付けは、わたしがやるね」

「……えっ?あ、ありがとう……」


わたしが急にそんなことを言い出したものだから、同じ班の子は驚いた顔をしていた。




せめてこれくらいは、なんて柄にもなくやろうと思ったのは、やっぱりメグくんパワーなのかな。


最初は本当に彼の死にたい理由に漠然と興味があっただけだった。

けど今はそれよりも、彼が生きるための理由を見つけてくれることを望んでいる。


それにわたしも、そんなメグくんに元気をもらっているんだから世の中どうなるか分かったもんじゃない。



カレーを食べ終わってみんなが午後の休憩の間、わたしは洗い場で黙々と片づけをした。


カレーの汚れって意外と落ちにくいのね。

あぁ、もうスポンジの泡なくなっちゃった。


淡々とする作業はわりと嫌いじゃない。

それに、みんな離れた場所に行ったからだいぶ静かになって体の方も楽になった。