君の心が聞こえる。




登山が終わったあとは、昼食の準備だった。


各クラスのさらに各班にわかれて、ベタにもカレーを作るらしい。


メグくんとは登山のゴールで別れてしまったけれど、さっきまでの時間がわたしには楽しすぎて、この昼食づくりも頑張れそうだ。


……とまぁ、わたしにはどうせ何もやることはないんだろうけど。



テキパキと動いている班員の姿を眺めて、声をかけてみようとしたけれどやめた。



"なんで市原さんと同じ班なんだろう。"

"手伝う気ゼロなの腹立つなぁ。ま、手伝われても変なことされそうで嫌だけど。"

"あ~こっち見てる……。お願いだから私に話しかけないで……。"


「………」



……まぁ、話しかける前に拒絶されてるんじゃあ近寄れもしないし。


手伝わない人間の分のカレーも用意してもらえるだけありがたい。