君の心が聞こえる。



どうやら、2年生、1年生の順で登山はスタートしていたらしい。

そしてゴールは同じ場所。時間内に目的地に着いていれば、ペース配分などは個人に任せる、という内容だったそうだ。


「……なるほど。それでメグくんはスタスタと登ってきて、体力のない女の子たちは置いてけぼりになったと」

「ま、そーゆーことだね」

「なるほどなるほど」


その話を聞いて、わたしは2年生でよかったなと少し思ってしまった。


だって、わたしもメグくんと同じ学年だったらきっと置いてけぼりになって、こうして一緒に登山なんてできなかったんだろうし。



「あ、メグくん、もういいよ」

「は?何が?」

「だって、わたしにペース合わせてくれてるでしょう?先に行っていいよ」


メグくんと話していたら気が楽になった。

これなら、ゴールまで頑張れそう。


そう思って彼の顔を覗き込むと、なぜか少しムッとした顔。