いつもより少し低めの声。
あぁ、心配してくれたんだと、その瞬間で一気に気が緩んでしまった。
……なんでだろう。
まだ周りの音はうるさいのに、目の前に君がいるとわたしの心は穏やかになる。
「ふふっ、君はいつ会っても呆れ顔だね」
「センパイがいつも呆れるようなことしてるからでしょ」
ったく、なんて言いながらもわたしの横を一緒に歩いてくれるメグくんに嬉しくなる。
「それにしてもメグくん。1・2年は別行動じゃなかったの?」
「は?」
「それに、今日は女の子連れてないんだね」
メグくんの周りをキョロキョロしてみても、いつもの女の子たちの集団が見つからない。
ってあれ、それどころか周りにいるのって2年生だけじゃない……?



