君の心が聞こえる。



上靴の色でメグくんと同じ1年生なのはわかったけど、あんなガタイがいい子にメグくんが勝てるわけがない。


さぁて、どうしたもんか。



……まぁ、とりあえず。

「ねぇ、そこの君」

「……あ?」

「ちょっと、顔貸してくれない?」



ニコリと笑ってその男の子に話しかけてみる。


あはは。めっちゃ警戒されちゃってるし。


なんだコイツ、って、心の声がダダ漏れだよ。



「こっちこっち」


まぁとにかくこの危険人物をそのままにしておくわけにもいかなくて、わたしはひとまずこの彼を人気の少ない裏門まで呼び出した。



「で、君さ」

「んだよテメェ」

「あ、ダメだよ。先輩にそんな態度とったら」

「あぁ?」


とにかく淡々と話を進めてみようと思うけれど、どう切り出すのが正解か悩んでしまう。