ま、また……!
耳に流れてくるメグくんの心の声。
これまで聞こえてなかったのが嘘のように、彼のその声はわたしに届くようになっていた。
そしてメグくんはそれを知ってて利用してくるから、これまたタチが悪い。
「あ、また塞いだ」
「だってこうでもしないとお弁当食べれないもん」
意識的にメグくんの声を聞こえないようにしたことが、本人にバレた。
最近わたしの使う技。
さっちゃんと今の関係に戻る前にもよく使っていたけど、まさかこんな使い方をする日がくるとは。
だって、こうでもしないと本当に毎日ドキドキでどうにかなっちゃいそうなんだもん。
わたしが意識的にひとりまでなら声を聞かずにできるということは、今はメグくんも知っている。



