「……普通、あんなドストレートに理由聞くとか常識的におかしいから」
「だって、すっごく気になっちゃって……。でも、メグくん全然認めてくれなかったじゃん」
「当たり前でしょ」
話す毎に落ち着いてきたのか、この話をする頃にはすっかりいつものセンパイに戻っていた。
それでも、繋がった手は今は離したくない。
あぁ、だからか、と、センパイの話を聞いて納得することはいくつかあった。
センパイが人と壁をつくるのも、ずっと保健室にいるのも、あの爆音のイヤホンの理由も。
ったく、こんなに小さい体して。
なんてものを抱え込んでるんだ、この人は。
「ねぇゆーりセンパイ。この際だからぶっちゃけるけどさ」
「うん?」
ふと、言いたいなと思った。
雰囲気とか、タイミングとか、そんなことを考えるより先に、伝えたいな、と。
急に俺がこんなことを言ったら、センパイはいったいどんな顔をしてくれるんだろうか。
「俺、センパイが好きだよ」
「うん……って、えっ!?」



