「ねぇメグくん、わたしね、」 ゆっくりと顔を上げて、メグくんの目を見た。 まだ少し怖い。 けどもう、大丈夫。 『大丈夫。センパイの良さをわかってくれる人は必ずいるよ』 わたしがクラスメイトと関わると決めた時にメグくんが言ってくれた言葉。 そんな言葉をくれた君から、わたしはもう逃げたりしない。 わたしも前を向くよ。 大きく息を吸って、覚悟を決めた。 「わたし、君の心が聞こえるの」 真っすぐ目を見てくれる君に、わたしは自分のことを打ち明けた。