昼休みに入って、わたしは保健室でお昼ご飯も食べずにベッドにうなだれていた。
「メグくん~……、今わたしはここ数年稀に見るレベルで人に気を遣ってるよ……」
「……うん。それツッこんだ方がいい?」
椅子に座ってパンを食べているメグくんは、もう言わずもがなの呆れ顔。
さっきの授業でわたしは完全に意気消沈。
心の声に関してはもうなかったことにしても、クラスメイト達から向けられた視線は不審者を見るそれと同じだった。
「センパイ食わねぇの?」
「……食べる。けど動きたくない」
「なんだそれ」
でもそんな呆れ顔のメグくんのその存在が、今のわたしにはかなりの癒しだったりする。
うん。今日もカッコいいよ、メグくん。
恥ずかしくて口には出せないけれど。
ただパンを食べてるだけなのに、この愛おしさはいったいなんなんだろうか。
「メグくんの髪触りたい」
「………。……飯食ったらね」
「何、今の間」
「……センパイが急にぶっこんで来るからでしょ」



