「あの、よろしくお願いします」
「……え?」
「運動苦手だけど、最善尽くしますので」
明らかにわたしのことが嫌いであろう彼女たちに、思い切って話しかけてみた。
どう話したらいいのかわからなくて敬語になってしまったのは、この際仕方ないということにしておいてほしい。
なんか、無性に緊張する。
案の定ポカン顔だったし、彼女たちの心の声も大荒れだった。
なに急に、とか。
怖い、とか。
うん、予想通り。
でも悪いけど、こんなんでめげたりしないんだから。
チラリと相手コートを見ると、一部始終を見ていたらしいさっちゃんが目を丸くしながらも嬉しそうに笑ってくれていた。
さっちゃんも、メグくんも、大好きで大切な人たちだから。
少しでも2人の隣に堂々と立てるように。
……という、意気込みだけは立派なのだ。
「センパイ、生きてる?」



