ピーッ!と、バレーの試合終了のホイッスルが聞こえた。
「あ、次わたしたちじゃない?」
「よーし優ちゃん、勝負だね!」
勢いよく立ち上がったさっちゃんに、思わずまた笑う。
やっぱり、こうして話せる友達の存在ってありがたい。
"上野さん、またあの子と話してる。"
"よく行けるなぁ。"
「………」
だからこそ、この時間にもわたしとさっちゃんが一緒にいることに疑問の声が聞こえていたのは、胸が痛かった。
"うわ、次市原さんと同じチームじゃん、最悪。"
どこからかともなく聞こえた声に、ゴクンと息をのむ。
わたしがこんなせいで、さっちゃんまで悪く言われるのは嫌だった。
かと言って、もう大事な友達を手放すなんてマネもしたくない。
わたしも大概欲張りになってきたかも。
さっちゃんのためにも、少しくらい努力というものをしてみようかな、なんて思ってみる。
どーせ、嫌われてるのは今に始まったことじゃないし。



