「───で、何なのそのダサい恰好」
「……うん。会って早々それは酷すぎないかな?メグくん」
約束したデート当日の日曜日。
待ち合わせ場所に現れたメグくんは、会って開口一番、わたしにそう言った。
黒のTシャツにゴールドのネックレス。ベージュのワイドスラックスに合わせたのは白のスニーカー。
そして極めつけは金色……もとい、アッシュゴールドのその髪。
うん、そうだね。
そんなにカッコいい君にそう言われると、パーカーにジーンズで済ませたわたしはたぶんTPOというものにまるで反しているのかもしれない。
「メグくんはとんでもなく似合ってるね」
「当たり前でしょ。ゆーりセンパイとデートなんだから」
「……う、あ、うん。そうだよね」
さも当たり前のようにシレッとそれを言える君を本当に尊敬するよ。
わたしなんて、どんな格好したらいいか悩みまくった挙句にこれだっていうのに。



