君の心が聞こえる。



大丈夫だと、そう言われているような気がする。

今のわたしには、そう聞こえるような気がする。



「あんたも、そうは思わない?」


手当を終えたメグくんは、椅子に座る彼女の顔を見据えた。


……メグくんってば、何も知らないくせに。

何よ、わかったようなこと言ってくれちゃって。助けようとしてくれちゃって。


嬉しいとか、思っちゃうじゃんか。



「……そう、思います」

「え?」

「私も、優ちゃんは笑ってる方が似合うと思います……!」


保健室に響き渡るくらいの大きな声。


ガバッと顔を上げたさっちゃんと、ばっちり目が合った。



シンと静まり返る保健室。



───キーンコーン……。

と同時に、昼休み終了のチャイムが重なった。