そして打ち合わせが終わると、
義雄「じゃあオレ、バイト行くわ!」
橋本「おぅ、ほいじゃあな」
理佐「バイバイ♪」
義雄「うん、また♪」
由依「……………」
由依「やっぱ理佐にしか言わないな…」
理佐「え………」
由依「あの子、挨拶する時とか必ずあんたの方向いて言うからね」
理佐「え、そうだっけ? てか由依よく見てるねぇ~」
由依「名前は呼ばれるんだけど『おはよう』とかは必ずあんたの方向いてるよ」
理佐「え、そうなの?」
由依「うん、これねぇ…向いてもらってる人は気づかないんだよ!向いてもらってない人は案外気になるのよ」
理佐「そーなの!?」
由依「うん、だからあの子はあんたに気があるのは間違いないのよ」
理佐「そうなの……?♪」
由依「ねぇ、橋本くん…どう?」
橋本「うん、それはあるだろうなぁー」
由依「ただねぇ…こっちから告白させるのは無理なんだよねぇ~」
理佐「え、ちょっと由依!?」
橋本「うんうん、まぁ渡邉さんのキャラならねぇ~」
理佐「いや、あの……」
由依「どうやってヤツから理佐に告らせるかってのが最大のミッションなわけなのよ」
橋本「ふむふむ、確かに難題ですな!ボス…」
理佐「え、ちょっと……何やってんの二人とも……」
斉藤「まぁこの際もうちょっと楽しんでみるのもひとつの手ですよ、ボス!」
理佐「あれ? 何で……?」
岩本「最大にして最難関のミッションかぁ…」
理佐「え、やだ!もぉー!何でー?」
秋元「こりゃ腕がなりますぜーぃ!」
理佐「えー!何よぉーみんなでー!」
全員「ミッションインポッシブル!!」
理佐「えーー!何なのぉーー!!」
第九十五話へつづく…