義雄「じゃぁちょっと休憩しよっかー?」
と、彼が言うとすかさず茜が…
茜「斉藤くんドラム叩かせてね~」
斉藤「おう、いいぞー」
と、言って練習し始めると美波も…
美波「かっちーん教えてよぉ~」
と、甘え声でベースを抱きしめながら言っていた。
由依も小野くんと練習を始め、それぞれがいつの間にかペアになっていた。
おぜちゃんも朝香くんと何やら楽しそうに話している。
義雄「渡邉さんありがとね♪」
と、彼が傍に来て声をかけてきてくれた。
理佐「あ、うん…私も楽しかった♪」
義雄「あ、ホントに?」
理佐「うん♪バンドって楽しいね♪」
義雄「みんなで合わせるのってすごい気持ちいいでしょ?」
理佐「うん、ピアノって一人で弾いてばっかりだったから…」
義雄「そうなんだ…」
義雄「でもガールズバンドも楽しみだね♪」
理佐「うん、何だかみんなもやる気だし…」
理佐「最初は美波の無茶ぶりにびっくりしたけど、こうやってみんなで楽しい時間が過ごせるかと思ったら…」
義雄「次の昼コンには間に合わないだろうけど、文化祭には何曲か出来るようになって一緒にステージに立てたらいいね♪」
理佐「え…? 出来るかなぁ…」
義雄「出来るよ絶対!オレたちもそのつもりで一生懸命教えるから!」
理佐「うん、ありがとう♪」
理佐「西野くんて本当に優しいよね♪」
義雄「え、そんなの同じ部の部員なんだから当然だよ!」
と、話していると…
「先ぱぁ~ぃ♪」
と、二人の女の子が彼に近づき話しかけてきた。
第八十五話へつづく…