理佐「ただいまー」
由依「おじゃましまーす」
美波「おじゃましまーす」
母「お帰りー、由依ちゃん美波ちゃんいらっしゃーい」
美波「ごぶさたしてまーす」
母「美波ちゃん久しぶりねー、中学の時以来じゃない?」
美波「そうですー」
母「可愛さに磨きがかかってるねぇ~」
美波「えー、そうですかぁー?♪」
母「あたしの知る限りでは可愛さで美波ちゃん以上の子はいないわよー」
美波「えへっ♪」
母「理佐にもちょっとわけて欲しいわよ!」
母「そしたら彼氏のひとつでも出来るんだろうけど…」
美波「あー……もうすぐ出来ますよー」
理佐「わーー!!!」
母「え?どう言うこと?」
理佐「何でもないー!!!」
理佐「これ、お魚…キッチンに置いとくよ!!」
理佐「早く二階行こっ!!」
母「え、何?どう言うことなのー??」
そう言う母を後目に美波の背中を押して二階へ上がった。
理佐「ちょっと美波ぃー!お母さんに変なこと言わないでー!!」
美波「アハッ、ごめんごめんつい……」
美波「まぁでも早く『彼氏です』て紹介出来るように頑張りなよ」
理佐「えー……うん………」
美波「ちょっと!理佐が頑張んなきゃあたしたちがいくら応援しても意味ないんだからね!?」
理佐「うん…わかってるけど…」
由依「あ、そうそう明日音楽の授業あるんでしょ?」
理佐「うん…」
美波「そうだよ、とりあえず明日は西野くんの隣に座ろうか?」
由依「え?席自由なの?」
美波「うん、みんな好きなところに座ってるよ」
由依「へぇ~そうなんだ」
美波「よし!とりあえず明日は二人で挟もう!」
理佐「えー!美波もー?」
美波「理佐だけではちょっと心配だからねー」
理佐「そんなこと言わないでよぉ……」
美波「まずはね、アピールしていかないと!!」
理佐「えー!もぉー何だか怖いなぁ……」
と、美波のイケイケな性格に少し怯えていた私だった………
第四十八話へつづく…