そして倫理の試験も終わり期末試験も二日目が終了した。



由依と二人で教室を出て廊下を歩いていると……


「理佐ぁー、由依ぃー!」

と、声がするので振り向くと彼と美波とおぜちゃんの三人がこちらに向かって走っていた。



美波「理佐、今日は勉強会しないの?」

理佐「え?何も考えてなかったけど…」

美波「みんなで府立図書館行かない?」

理佐「え、あぁ…別にいいけど」

尾関「じゃあお昼ごはん食べたら現地集合しようよ」

理佐「あ、うん…わかった」

美波「由依も行くでしょ?」

由依「いいよ」

美波「オッケー!じゃあ茜も誘ってくるねー」

と、二人は走り去っていった。




理佐「府立図書館てどこだっけ?」

義雄「動物園の近くのとこだよ」

由依「あー、あそこね」

理佐「由依わかるの?」

由依「うん、平安神宮とかのあの辺だよね」 

義雄「そうそう」

理佐「え、じゃあ由依準備出来たら誘いに来てよ」

由依「あぁ、うん…いいよ」

義雄「オッケー!じゃあまた後でねー」


と、彼も走り去っていった。




由依「よかったね、また一緒に勉強出来るじゃん」

理佐「え、うん……まぁ……」

由依「なーにが『うん…まぁ』だよ!!素直に喜べっ!!」

理佐「えぇー!もぉー!」


そして私たちも一旦家に帰ることにした。







第百八十二話へつづく…