そしてその夜、
みんなで遅くまで語り合った。
美波は小学校から…
由依と茜は中学校から…
おぜちゃんは高校から…
出会った時期は違うけど、
こうやってみんなで一つのバンドとして目指すものが出来た。
このメンバーでホント良かったと思う。
本音で話せて気兼ねしなくてもいい…
こんなにいい友達が出来て本当によかった。
そして翌日も、
少しの勉強とたくさんのお喋り。
楽しい時間はあっという間に過ぎて夕方、みんな帰る時間になった…
茜「じゃあね理佐…ちゃんと誘っといてね」
理佐「う、うん……」
美波「火曜の音楽の時間だね、チャンスは」
由依「おっ、美波のサポート付きかぁー」
尾関「大丈夫だよ!みんな祇園祭だったら行きたいもん」
理佐「うん……」
茜「じゃあお母さんによろしく言っといてね」
由依「またね」
美波「バイバイ」
尾関「お邪魔しましたー」
そしてみんなそれぞれの帰路へと着いた。
理佐「お母さん、みんなが『ありがとう』て」
母「はいはい、やっぱり女の子が五人も集まると賑やかねぇ~」
理佐「ごめんね、うるさかったかな?」
母「大丈夫よ、あれぐらい」
理佐「今日の晩ごはん何ぁに?」
母「今日はハンバーグよ」
理佐「わぁ~い、お母さんのハンバーグ大好き」
母「はいはい、ありがとう……お風呂洗って入れといてくれる?」
理佐「はぁーい」
そして週末も終わり火曜日の音楽の時間がやってくるのでありました…
第百四十四話へつづく…