そして夕方になり打ち上げは終了して男子と女子とに別れて解散した。
私たちはまたバスに乗り学校へと向かった。
理佐「自転車大丈夫かな?学校閉まってない?」
茜「大丈夫だよ、運動部が6時ぐらいまではやってるから絶対開いてるよ」
理佐「あ、ホントに?よかった」
由依「あんたたち優子さんと何話してたの?」
美波「優子さんもね、理佐とよしおくんのこと応援してくれるって」
由依「へぇー、そうなんだ…よかったじゃん理佐」
理佐「えー……」
由依「何よー、また心配してんのー?」
理佐「だってぇ……」
茜「で、あんたらいつになったら付き合うの?」
理佐「えー、付き合うって言われても…」
美波「もー言っちゃえばいいのにー」
理佐「そんなの簡単に言えないよぉ…」
理佐「うまくいくかもわかんないし…」
由依「そう思ってんのは当人たちだけだよ」
理佐「えー……」
茜「そうそう、これでうまくいかなかったら地球がひっくり返るよ!」
理佐「そうかなぁ……」
茜「もう理佐の心配性もここまでくると天然記念物だよ」
理佐「そんなこと言わないでよぉ…」
尾関「でもあの時の『好きだー』にはびっくりしたけどね」
理佐「え、もぉ言わないでー…勘違いだったじゃん」
茜「勘違いてか、あの男の言い方が悪いんだよ」
理佐「でも『また今度ちゃんと』て言ってたし…」
由依「え?何それ、どう言う意味?」
理佐「わかんないけど…」
茜「てかそんな話いつしたの?」
理佐「え…あの時階段上がりながら…」
茜「うそ、全然わかんなかったよ」
理佐「うん、きっと茜には聞こえてなかったと思う」
茜「ちょっと何よそれー」
茜「じゃあ何?自分から告るから待っとけって言うの?」
理佐「いや、わかんないよぉ…」
茜「もぉーそう言うところがじれったいんだよねあの男!」
尾関「まぁまぁ、みんな茜みたいにズバズバは言えないよ」
茜「何ー?おぜちゃんそれディスってる?」
尾関「ディスってないよー、あたしに茜をディスる勇気なんてないよー」
由依「そりゃそうだよ、カピバラがライオンには噛みつかないよ」
茜「おいっ!」
尾関「え!?あたしカピバラ?」
美波「おぜちゃんカピバラっぽぃー♪」
理佐「さすが由依、センス女王だね♪」
全員「アハハハッ♪」
やっぱりこのメンバーでいると楽しくて……
いつまでも一緒にいたいと思える親友だ♪
第百二十六話へつづく…