義雄「あー、でもぉ……渡邉さん好きだー!!」
全員「えーーーー!!!!」
理佐「え………!!」
橋本「あ~ぁ、言っちゃったよ…」
岩本「このタイミングで…!?」
由依「理、佐……」
私はとても耐えられなくて思わず走り出し、講堂を一人飛び出していた!
茜「理佐っ!!」
と、茜も私を追いかけて飛び出した。
義雄「あれ?どうしたの?」
由依「『あれ?』じゃないよ!!」
義雄「え、何なに?どうしたの?」
斉藤「お前、まさかこのタイミングで告るなんて……!」
義雄「え?告る??何言ってんの?」
尾関「いや、だって今理佐のこと『好き』て言ったじゃん!!?」
義雄「えー!!そんなこと言ってないよー!」
美波「えー!!言ったじゃーん!!だから理佐走って行っちゃったんじゃん!」
義雄「いやいや……渡邉さんのキーボードが『好き』だって言っただけで……」
全員「はぁーーー!!!?」
尾関「『渡邉さん好きだー!!』てはっきり言ってたよ!!?」
義雄「うそ!? マジ…!?」
義雄「オレ『キーボード』て言ってなかった?」
全員「うんうん!!」
義雄「うそっ!!マジで……?」
全員「うんうん!!」
義雄「やべっ!!ライブ終わりで興奮してたから……」
由依「まぁ別に嘘ってこともないからいいんじゃない?」
義雄「いやいや、ダメだって!!」
美波「いいじゃん、どうせいつか告白するつもりだったんでしょ?」
義雄「いや、そんなことしないって!」
尾関「じゃあ早く追いかけないと!きっと理佐泣いてるよ!?」
と、尾関の言葉にとっさに走り出して講堂を飛び出していた!
美波「もぉー!おぜちゃん!!この流れで告らせちゃえばよかったのにぃー!」
尾関「えー、でもぉ……理佐がそんなの望んでないよ」
美波「それはそぉかもだけどぉ……」
由依「まぁあっちは茜がいるからとりあえず片付けちゃおうよ」
斉藤「おぅ、そうそう!昼休み終わってしまうじゃん」
と、言って残されたメンバーで後片付けを続けた。
第百十八話へつづく…