甘く、溶ける、君に。





「教室にいる間、千輝に会えなくて寂しくて、会いたくて仕方なかったの。だから会えて嬉しい」




珍しく、自分の気持ちをそのまま言葉にしてみる。

恥ずかしいからこれっきり。



「……一言一句、もう一回言ってほしい」

「恥ずかしいから嫌」




その代わりとびっきりの、千輝の大好きなキスをあげる。


自分の唇を重ねてピンクを移してぎゅっと首元に腕を回したら、なんだか千輝のスイッチを入れてしまったみたい。




「ごめん、我慢できない」


「我慢なんか、しないで?」


「……遥乃、相変わらず最悪」





我慢なんてしないで。ね、これからもずっと、一生、私だけを愛して。



私すぐ寂しくなっちゃうし、愛されたくなっちゃうから。


私のことだけ、ずっと好きでいて。愛してて。溶かしてて、ね?




-after #3 fin-