甘く、溶ける、君に。



そう。桃井さんの席まで来る、すなわち、瑛斗の隣の席まで来る。


牽制なのかな。私が気づいているように、井上くんはきっと瑛斗の気持ちわかってるし仕方ないのかな。瑛斗派としては残酷だな、と思う。




井上くんが教室を出て行ってから、相も変わらず優しさ全開オーラで武装されている瑛斗が何やら桃井さんに話しかけている。


ちょっとだけ嬉しそうにする桃井さんに、瑛斗はその100倍嬉しそうにしている。可愛いな。




こうして見ていても瑛斗は桃井さんのこと全く諦められていないんだろうなと思うし、

桃井さんとしても瑛斗とは疎遠になりたくないんだろうなと思うし、


彼らにとって何が正解なんだろう、と考えるのはきっと余計なお世話。